塗り絵を長く楽しむコツと配色のヒント
塗り絵は、ただ色をのせるだけでも楽しいものですが、ちょっとしたコツを知ると、仕上がりが見ちがえ、もっと夢中になれます。ここでは、飽きずに長く楽しむための工夫と、きれいに見える配色のヒントを、気軽に試せる形で紹介します。
塗る順番を意識してみる
どこから塗るか迷ったら、広い面から先に、細かい部分は後にするのが基本です。先に全体の大きな色を決めておくと、あとから細部を塗るときに色の組み合わせを考えやすくなります。また、利き手で紙をこすってしまわないよう、上から下へ、利き手と反対側から塗り進めると、塗ったところを汚しにくくなります。
色を重ねて深みを出す
一色でぬりつぶすだけでなく、二色を重ねてみると、ぐっと豊かな表情になります。たとえば葉っぱなら、黄緑を塗ったうえに緑を重ねると、自然な深みが生まれます。影になる部分にうすく茶色や灰色を重ねると、立体感が出ます。強く塗らずに、軽い力で少しずつ重ねるのがコツです。失敗を恐れず、まずは余白などで試してみてください。
グラデーションに挑戦
同じ色でも、塗る力を少しずつ変えると、濃いところから淡いところへなめらかに変化するグラデーションがつくれます。花びらの根元を濃く、先を淡く塗ると、本物のような瑞々しさが出ます。最初はむずかしく感じても、繰り返すうちに力の加減がつかめてきます。この「少しずつ変える」感覚そのものが、手指と集中力のよい訓練にもなります。
配色に迷ったときのヒント
色の組み合わせに迷ったら、次の考え方が役立ちます。
- 季節の色を思い出す:春なら桜色と若草色、秋なら紅葉の赤と黄。実際の季節の風景を思い浮かべると、自然な配色になります。
- 同じ仲間の色でまとめる:青と水色、赤とピンクのように近い色をそろえると、落ち着いた印象になります。
- 一か所だけ目立つ色を:全体を淡くまとめ、花の中心など一点だけ濃い色にすると、ぐっと引き締まります。
飽きずに続けるために
毎回同じ塗り方では単調になりがちです。今日は色鉛筆、次はペンと道具を変えたり、季節ごとにテーマを変えたりすると、新鮮な気持ちで続けられます。塗り上がった作品を月ごとにファイルにためていくと、自分の歩みが目に見えて、楽しみが増します。好齢舎では季節や行事に合わせた塗り絵を無料で配布していますので、その時々のテーマで気分を変えてお楽しみください。