色鉛筆・画材の選び方 ― 高齢者にやさしい道具

塗り絵の楽しさは、絵柄だけでなく道具によっても変わります。とくに手の力が弱くなってきた方にとって、握りやすく、軽い力で色がのる道具は、塗ることのここちよさを大きく左右します。ここでは、高齢者の方にやさしい色鉛筆や画材の選び方を紹介します。

色鉛筆を選ぶときの3つのポイント

色鉛筆は塗り絵の基本の道具です。次の三点を意識すると、ぐっと塗りやすくなります。

  • 握りやすい太さ:軸が太めの色鉛筆は、手の力が弱くても安定して握れます。三角軸は転がりにくく、持つ位置も定まりやすいので親切です。
  • 芯のやわらかさ:芯がやわらかいものは、軽い力でもしっかり発色します。強く握らなくても色がのるため、手の負担が減ります。
  • ほどよい色数:色が多すぎると選ぶのに迷い、少なすぎると物足りません。十二〜二十四色ほどが、選びやすく扱いやすい目安です。

色鉛筆以外の選択肢

色鉛筆が基本ですが、その方の手の状態や好みによって、ほかの道具も役立ちます。

  • 水性ペン・サインペン:ほとんど力を入れずに鮮やかな色が出ます。にじみやすい点に注意すれば、はっきりした仕上がりを楽しめます。
  • クレヨン・パス:太くて握りやすく、広い面を一気に塗れます。細かい部分には向きませんが、力の弱い方でも扱いやすい道具です。

一種類に決めず、いくつか試してみて、本人がいちばん楽に使えるものを選ぶとよいでしょう。

あると便利な道具

道具をそろえると、塗る環境がより快適になります。机が固いときは下敷きを敷くと、芯が紙に当たる感触がやわらぎます。手元が見えにくい場合は、明るい照明や、必要に応じて拡大鏡があると安心です。鉛筆削りは、卓上で安定して使える据え置き型が、力が弱くても削りやすくおすすめです。

用紙との相性も大切

意外と見落とされがちなのが、塗り絵を印刷する用紙です。あまりに薄い紙は色鉛筆を強く当てると破れやすく、つるつるした紙は色がのりにくいことがあります。家庭用のふつうのコピー用紙でも十分楽しめますが、少し厚みのある用紙にすると、色が重ねやすく、仕上がりも安定します。好齢舎の塗り絵はすべてA4サイズに最適化しているので、ご家庭のプリンターでそのまま印刷してお使いいただけます。

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