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かちかち山(かちかちやま)

あらすじ

昔々、あるおじいさんが畑を荒らすいたずらタヌキを捕まえ、家の梁に吊るしておきました。ところがおじいさんの留守中、タヌキは優しいおばあさんを騙して逃げたばかりか、おばあさんにひどい怪我をさせてしまいます。それを知った隣山の心優しいウサギは、おじいさんの仇を討つために立ち上がります。ウサギはタヌキを山へ誘い出し、背負った薪に火をつけたり、泥の船に乗せたりして、見事にタヌキを懲らしめるのでした。

回想法・会話のヒント

📖 紙芝居・読み聞かせ原稿

【その一】の絵を見せながら

ある日のこと。おじいさんが一生懸命育てた畑の野菜を、いたずらタヌキがみんな食べてしまいました。
怒ったおじいさんは、罠を仕掛けてタヌキを捕まえると、家の梁(はり)に逆さまに吊るして言いました。
「これこれ、もう悪さをするんじゃないぞ。明日にはタヌキ汁にしてくれるわい!」

【その二】の絵を見せながら

おじいさんが留守にしている間、タヌキは泣き真似をしておばあさんを騙しました。
「おばあさん、心を入れ替えて手伝いをするから、この縄を解いておくれ」
優しいおばあさんが縄を解いてあげると、タヌキは隠し持っていた杵(きね)を振り上げ、おばあさんにひどいことをして逃げていきました。その様子を、物陰からウサギがじっと見ていました。

【その三】の絵を見せながら

ウサギはおじいさんの仇を討つため、タヌキを山登りに誘い出しました。
タヌキの背負った薪(まき)に、ウサギが後ろから火打ち石を叩いて火をつけます。
「カチカチ、カチカチ」
「おや、ウサギさん。今の音は何だい?」
「これは『かちかち山』の『かちかち鳥』が鳴いているのさ」
この後、タヌキの背中は大火傷になってしまいました。

【その四】の絵を見せながら

最後は海での勝負です。ウサギは木の船に、タヌキは自分にぴったりの立派な「泥の船」に乗りました。
ところが、海へ出ると泥の船はみるみるうちに溶け始め、タヌキは海へ沈んでいきました。
「助けてくれ~!船が溶ける~!」
ウサギは「おばあさんの仇だ!」と言って、悪いタヌキを退治しました。おじいさんはウサギに感謝し、二人は仲良く暮らしました。めでたし、めでたし。