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分福茶釜(ぶんぶくちゃがま)

あらすじ

貧しい古道具屋の男が、罠にかかって苦しんでいた狸を助けて逃がしてあげます。狸は恩返しのために立派な「茶釜」に化けて男の家にやってきました。男はそれを寺の和尚に売りますが、火にかけられた狸は熱さに耐えきれず、手足と尻尾を出してしまいます。元の姿に戻れなくなった狸は、男の提案で見世物小屋を開き、茶釜の姿で綱渡りを披露。「文福茶釜」として大評判になり、男は裕福になりました。狸が寿命を迎えた後、茶釜は名刹・茂林寺に手厚く奉納されました。

回想法・会話のヒント

📖 紙芝居・読み聞かせ原稿

【その一】の絵を見せながら

ある日のこと。貧しい古道具屋さんが山を歩いていると、罠にかかって泣いているタヌキを見つけました。
「おお、かわいそうに。さあ、もう危ないところへ行くのではないよ」
古道具屋さんは、優しく罠を外してタヌキを逃がしてあげました。

【その二】の絵を見せながら

数日後、タヌキは恩返しのために立派な『茶釜』に化けて古道具屋さんの家へやってきました。お寺の和尚さんに買われていきましたが、火にかけられると大変!
「あちちちちっ!」
熱さに耐えきれず、茶釜からポンッと手足と尻尾が飛び出してしまいました。

【その三】の絵を見せながら

元の姿に戻れなくなったタヌキは、古道具屋さんと一緒に見世物小屋を開くことにしました。
「さあさあ、お立ち会い!世にも珍しい分福茶釜の綱渡りだよ!」
傘を持ち、器用に綱を渡るタヌキの姿に、お客さんは大喜びです。

【その四】の絵を見せながら

見世物は大評判。古道具屋さんは大金持ちになり、タヌキも毎日お腹いっぱい食べて幸せに暮らしました。
そしてタヌキが天国へ行った後、茶釜はお寺の宝物として大切に大切に飾られたのです。めでたし、めでたし。