優しいお爺さんは、「チュン子」という一羽の雀をとても可愛がっていました。
しかし、意地悪なお婆さんはそれが気に入りません。ある日、雀がお婆さんの作った糊(のり)を舐めてしまったため、お婆さんは怒ってハサミで雀の舌を切り、追い出してしまいました。
悲しんだお爺さんが山へ探しに行くと、チュン子たち雀が立派なお屋敷で大歓迎してくれました。
帰りにお土産として、大きなつづらと小さなつづらを出されました。遠慮深いお爺さんは、「年寄りには小さい方で十分じゃ」と小さなつづらを持ち帰りました。
家に帰って小さなつづらを開けると、中から小判や宝物がザクザク!
それを見たお婆さんは、「あたしも宝をもらってくる!」と、急いで雀のお宿へ押しかけました。そして、一番大きなつづらを無理やり背負って帰ってきたのです。
「ウヒヒ、この中にはどれだけの宝が……」
お婆さんが欲張って大きなつづらを開けると、なんと中からは、恐ろしいお化けやムカデが飛び出してきました!
「ひえーっ、助けてくれー!」お婆さんは一目散に逃げ帰りましたとさ。