かぐや姫(竹取物語)

あらすじ

竹取の翁が光り輝く竹から見つけた小さな女の子は、絶世の美女「かぐや姫」へと成長しました。多くの貴公子や帝からの求婚もすべて断った姫は、秋になると月を見て涙を流すようになります。実は月の都の者であり、帰らなければならない運命だったのです。十五夜の満月の夜、翁たちの悲しみを背に、迎えの使者と共に光の車に乗って月へと昇っていきました。

回想法・会話のヒント

📖 紙芝居・読み聞かせ原稿

【その一】の絵を見せながら

むかしむかし、竹を取って暮らすお爺さんが、山で根元が光り輝く不思議な竹を見つけました。
そっと切ってみると、中には三寸ばかりの可愛らしい小さな女の子が座っていました。お爺さんは大喜びで連れ帰りました。

【その二】の絵を見せながら

女の子はあっという間に成長し、光り輝くほど美しい『かぐや姫』になりました。
その噂を聞きつけ、都の立派な男たちが次々と「お嫁さんになってほしい」とやってきます。しかし姫は、誰も持ってくることができない不思議な宝物を条件に出し、すべて断ってしまいました。

【その三】の絵を見せながら

やがて秋になり、かぐや姫は月を見てはシクシクと泣くようになりました。
「どうしたのだ」と心配するお爺さんに、姫は打ち明けました。
「私はこの世界の人間ではありません。次の満月の夜、月の都へ帰らなければならないのです」

【その四】の絵を見せながら

十五夜の夜。空からまばゆい光とともに、月からの使者が雲に乗って降りてきました。
「お爺さん、お婆さん、今まで育ててくれて本当にありがとうございました」
かぐや姫は涙で別れを告げ、光の車に乗って、静かに月へと昇っていってしまいました。