むかしむかしの日本には、雲を突き抜けるほど大きくて、力持ちの巨人『ダイダラボッチ』がいました。
ズシン、ズシンと一歩歩くごとに、大地が大きく揺れます。
ダイダラボッチの足跡は、とてつもなく巨大です。
彼がズシンと踏み込んだ足跡に雨水がたまると、大きな大きな『湖』になりました。日本のあちこちにある湖は、彼の足跡だと言われています。
ある時、彼は「よし、日本一高い山を作ろう!」と思い立ちました。
ザクッ、ザクッと土を掘って高く積み上げます。その掘った大きな穴が『琵琶湖』になり、積み上げた土が、あの日本一の『富士山』になったそうです。
たくさんの山や湖を作り終えたダイダラボッチは、「あー、よく働いた」と大きくあくびをしました。
そしてゴロンと横になると、そのまま山並みの一部になって、静かに眠りにつきました。めでたし、めでたし。